沿革

その男は、「楽しむ」ことの天才でした。

D&Aコンサルティングは、ある一人の男から始まりました。心置けない友と船上で、あるいはゴルフ場で過ごすなど、人生を楽しむことに長けていたその男は、お客様の懐に入ることにも類まれなる才能を発揮していました。インターネットのない時代にあって、初めてのお客様を訪ねるとき、自らの人脈を総動員してそのお客様の人となりを調べ上げて臨んでいたのです。当時、創業したばかりの小さな会社が、証券最大手から仕事を受注していたといえば、その男が得ていた信頼の大きさをおわかりいただけることと思います。その男こそ、エンジニア兼営業であり、D&Aコンサルティングの創業者その人なのです。残念ながら、2008年、帰らぬ人となってしまいましたが、「この仕事は、サービス業である」という創業者の精神は、今もD&Aコンサルティングに息づいています。

3度の困難にも、夢と冒険は屈しなかった。

どんな人や企業でも、良いときもあれば、悪いときもあります。D&Aコンサルティングも例外ではなく、他の企業と同じように、リーマンショックや東日本大震災に見舞われ、さらに「創業者の死」という試練にも直面をしました。いずれの事象も、少なからず経営に影響を及ぼしましたが、私たちは倒れませんでした。なぜか? それは、どんな困難が訪れたとしても、「夢」と「冒険」の心の火が消えることはなかったから。人生の苦楽を楽しみ、「無理だ」と言われることにも挑戦し続ける人や会社は、どんなことがあっても倒れることはないのです。

2つの強みの融合が、新たな価値を創る。

そして現在、D&Aコンサルティングは、取締役の佐藤と桒原(くわはら)が現場のリーダーとなり、事業をけん引しています。証券システムをはじめとするアプリケーション設計・開発と、大規模インフラの設計・構築・保守が私たちの強み。
今後はその2つの柱を融合させ、新たな「エンジニアリングサービス」を提供していくことで、次のD&Aコンサルティングを創っていきたいと考えています。

1990年 横浜市で創業
1年後に70名まで拡大
1995年までに 東京、名古屋、大阪の支店が誕生
バブル崩壊のあおりを受け、経営危機を迎えるも、大手証券企業との信頼関係により倒産には至らず
1998年 100%出資の関連会社 株式会社I&C設立
2000年 現取締役の佐藤が入社
2005年 現取締役の桒原が入社
2008年 創業者の他界と同時に、古谷が代表に就任
業務システム開発を中心とした事業から、インフラ事業が中心となる
以降20年ほど、リーマンショックや震災の危機があったものの20名体制で経営を維持
インフラ事業の成長とともに、着実な経営基盤が形成される
2014年 株式会社I&Cを、株式会社D&Aコンサルティングに統合
2017年 35名体制に拡大